運転免許を取得してから運転までに期間があいている人は、初心者や若葉マークという呼ばれ方のほかに「ペーパードライバー」とも呼ばれています。

免許を正しく取得していれば運転自体は可能ですが、ペーパードライバーのままでは本当に運転が必要なときに緊張したり、事故を起こしやすかったりと、いろいろなリスクがあります。

ここでは、ペーパードライバーの割合やペーパードライバー講習の内容、ペーパードライバーが運転する際に注意したいポイントについて紹介します。

目次

ペーパードライバーとは

「ペーパードライバー」とは日本で生まれた和製英語で、免許「のみ」を所持しているが運転の機会がない人のことを指しています。

現在カード型の免許証は、かつて紙で発行されていました。そのため、紙のみを所持しており運転を日常的に行っていない人は、ペーパードライバーと呼ばれるようになりました。

ペーパードライバーの割合

JAF(日本自動車連盟)が2017年5月11日から2017年5月31日にかけて行った「ペーパードライバーアンケート調査」によると、456名の有効回答数(男性45.4%・女性54.6%)のうち、免許の取得から一度も運転をしたことがない人は全体の11.8%となりました。

JAFの調査では、免許を取得したきり一度も運転経験のないペーパードライバーを調査していますが、限定された対象にも関わらず456名の1割以上がはいと答えています。

また、インターネット調査を行う株式会社クリエイティブジャパンが2016年01月09日から2016年01月09日にかけて行ったアンケートによると、男性728名・女性272名のうち、運転免許証を所持している人は全体の86.3%となり、年に1回も運転をしないペーパードライバーの割合は14.7%となりました。

こちらのアンケートでは、年に1回以下の頻度という文言で、必ずしも運転をしないわけではない人も含まれているため、1000名のうち14.7%、147名がペーパードライバーであると答えています。

ペーパードライバーが運転しなくてはいけなくなる理由

ペーパードライバーも、家庭や仕事の事情で運転をしなければならない場合があります。

多くみられる例としては、仕事や通勤で公共交通機関が利用できない場合や遠方に職場がある場合、また育児では子どもの学校・塾・病院などへの送迎で運転が必要になります。家族に介護が必要になった場合は、介護施設や病院への定期的な送迎が必要になることも。

頻繁に運転をする必要はなくても、災害発生時に避難所や高台などの安全な場所に避難するため、運転が必要になる場合もあります。旅行で中・長距離移動をしなければならないケースや、引っ越し・買い物・人から頼まれた場合など、単発で運転の必要があるケースもあるでしょう。

また、自動車購入の準備として運転に慣れておきたい、運転には慣れているが運転技術向上のため講習を受けられる方もいらっしゃいます。

ペーパードライバーの事故率はやはり高い?

ペーパードライバーは運転に慣れていないため、予期しないタイミングでの事故のリスクがあります。

ペーパードライバー歴が長くなるほど運転に自信がつきにくく、「事故を起こしそうだから運転はしない」と運転から遠ざかるケースもみられますが、どうしても必要に迫られて運転をする場合、慎重に操作・確認を行うため、すぐに事故を起こすわけではありません。

反対に、ペーパードライバーが少し運転に慣れてきたときは気の緩みが出るため、運転によほど慣れていなければ誤った操作や確認不足が発生し、事故を起こすリスクが高くなります。

ペーパードライバーが忘れがちな運転あるある

ペーパードライバーは運転を日常的に行っていないため、基本の運転操作や交通ルールを忘れやすい傾向にあります。ペーパードライバーが見落としやすい項目をチェックしていきましょう。

窓の開け方、ワイパー、ウィンカーの使用方法などの操作を忘れている

アクセル・ブレーキ・ハンドルといった基本の運転操作のほかに、ハンドル回りのボタンやレバーの操作方法を忘れてしまっている場合があります。何度も窓を開け、ウィンカーを出す練習をして手元の操作に慣れておきましょう。

運転席の周辺にあるメーターの味方、事故発生時のハザードランプのつけ方のほか、バックモニターや衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)などが搭載されている車については、それぞれの機能の使い方や確認の仕方もチェックしましょう。

車の発進方法を忘れている

車の発進は、オートマチックとマニュアルで異なります。「運転」というと移動や右左折などの動きをイメージしがちですが、発進方法についても確認のうえ、練習を重ねておくことが大切です。

車の駐車方法を忘れている

車を駐車する方法は、進行方向に向かって停車する方法以外にも、車庫入れや縦列駐車のような方法もあり、基本として押さえておく必要があります。

車両、車幅感覚を忘れている

車は、車体のサイズ感や車と対象物との距離感がそれぞれ異なり、ペーパードライバーにとってはこの感覚がわかりにくく、車止めや縁石にぶつかったり乗り上げたりするおそれがあります。

幅や距離感は感覚的な判断にゆだねられるため、慣れるまで繰り返し運転を行いましょう。

交通ルール・標識を忘れている

運転前から意識的にチェックしたいものが、交通ルールや標識についてです。公共交通機関を使っているときはほとんど目に入らない標識ですが、運転中はそれぞれの標識の意味を押さえておかなくてはなりません。

交通ルールはすべての道で統一されてはいるものの、道の特徴は地域ごとに異なります。バイクや自転車のように車以外の乗り物が通行する道や急斜面、高速道路のようにその時々で案内板の表示が変わる場合もあります。

自宅の周辺にも見落としやすい交通ルールが存在している可能性があるため、運転の練習で確認しておきましょう。

高速道路の合流方法を忘れている

高速道路は一般道路と異なり、一定のスピードで走行しなければなりません。特に合流地点は慣れている人でも緊張しやすいスポットで、徐行せずにしっかりと加速を行う必要があります。

合流がどうしても苦手な方は一般道路で合流の経験を積んでから高速道路に向かっても良いですし、人の少ない時間帯に高速道路を利用して合流を繰り返すようにして、工夫しながらノウハウを積み重ねていきましょう。

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ペーパードライバーが高速を走る際の注意点

運転に対する恐怖心がある

交通量の多い道、暗く前が見えづらい道のように、運転に関する不安は誰もがもっているものです。ペーパードライバーは不安なうえにさらに恐怖心もつきやすく、はじめのうちはスムーズなドライブとはいかないかもしれません。

恐怖心は、経験と慣れによって克服するしかありません。交通量の少ない場所・時間帯から始めて、少しずつ運転のノウハウを身につけていきましょう。

ペーパードライバーが運転する際に注意したいこと

ペーパードライバーで、久々に運転をするという方は、以下のポイントに注意してください。

座席の調整

座席の位置取りは、スムーズなペダリングのために非常に重要です。手がきちんとハンドルに届いて無理なく握れる場所、さらに太ももが座面に密着しすぎず離れすぎない程度に、距離感を調整します。

適切な距離感がつかみにくい場合は、運転に慣れている同乗者にアドバイスをもらいながら、ヘッドレストやシートバックとの角度もチェックしてください。

アクセルとブレーキの位置を確認

慣れていても間違えるケースが多いアクセルとブレーキ。位置をしっかりと確認し、踏み間違えのないように何度もチェックしてください。マニュアル車はパーキングブレーキの位置にも注意が必要です。

バックミラーやサイドミラーの位置を確認・調整

運転中は頻繁に周辺の車の存在を確認しなければなりません。座席に座ったときにスムーズに後方や側方が確認できるように、バックミラーとサイドミラーの位置は入念にチェックを行いましょう。

方向指示器やライト類の操作方法を確認

ウィンカー(方向指示器)は頻繁に操作するものですが、誤って指示を出さないように注意が必要です。ライト類は夕方〜夜間の点灯忘れがないようにチェックを。

保険に加入する

万が一の事態に備えて、自動車保険には必ず加入しましょう。自賠責保険と呼ばれる強制保険は誰もが契約しなければならない保険で、自賠責保険にプラスできる任意の自動車保険もあります。

補償を手厚くしたい場合は、対人・対物・搭乗者傷害・自損事故など幅広いケースに対処できるプランを選びましょう。

ペーパードライバーが安全に運転するためのコツ

ペーパードライバーが安全に運転するためのコツは、6つに分けられます。それぞれの方法をチェックしていきましょう。

リラックスする

久々の本格的な運転となると、誰でも緊張するものです。しかし緊張しすぎて運転を誤ってしまったり、周囲の確認を忘れたりするのは問題です。深呼吸し、気楽な気持ちでリラックスをして臨みましょう。

運転に適した服装をする

腕まわりや足元が動かしづらい服装は、運転の妨げになります。靴については、ツルツルして滑りやすいスリッパ、角度がついていて力が入れづらいハイヒールなどはブレーキとアクセルの操作に支障をきたすおそれがあるため、安全な服装を心掛けてください。

初心者マークをつける

ペーパードライバーは、運転にしっかりと慣れるまでは初心者と同程度の技量と考えましょう。周りの運転者にも自身の状況を把握してもらうと、運転がスムーズです。

スピードを落とした安全運転を行う際には、初心者マークを忘れずに貼りましょう。

早めの行動で周りの車に自分の車の動き知らせることを意識する

練習中、左車線に寄ったままスローペースで走行するだけではなく「早めに行動する」こともぜひ意識してみてください。

ブレーキは急に踏むのではなく、周りを走っている車の挙動も考えて早めに、少しずつ踏むようにします。速度が出ているときほど数回に分けて静かにブレーキを踏みましょう。

ウィンカーも、右左折の直前で出すと後続車や横を通る車が挙動に戸惑ってしまうため、周りの車に動きをいち早く知らせる気持ちで運転を行いましょう。

周りの車にスピードを無理に合わせない

運転に慣れている周りの車とペーパードライバーとでは、運転技術や感覚が異なります。スピードを無理に出す必要はなく、安全運転を心掛けることが大切です。

車線の多い道路、細い道路、混雑が予想される道路は走らない

交通量の多い道路や細道はペーパードライバーには難易度が高いため、慣れるまでは平坦で車の少ない場所を選びましょう。いきなり難しい道を走ってしまうと緊張の連続で、運転が楽しく感じられないかもしれません。

混雑する道、または混雑の可能性がある道も、渋滞に巻き込まれる可能性があります。渋滞中は車線変更が難しく、割り込みのおそれもあるため、初心者のあいだはスムーズに走行できる道を選んでみてください。

ペーパードライバーの練習方法

ペーパードライバーの方は、一人で黙々と運転の練習をする以外に周囲の人やプロを頼ることができます。ここからは、ペーパードライバー向けの練習方法についてみていきましょう。

ペーパードライバー講習を受ける

教習所が定期的に実施しているペーパードライバー講習は、運転を忘れてしまった人のための講習会です。1回から複数回がセットになっているコースまで選べるほか、学科試験に似たテストを受けて運転知識の確認も行えます。

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ペーパードライバー講習とは?料金相場や講習内容について

家族や友人に同乗してもらう

運転に慣れている家族や友人に同乗してもらう方法は、客観的なアドバイスが得られる方法です。

万が一の場合には運転を代わってもらえますし、教習所のペーパードライバー講習とは異なる運転のコツを教えてもらえるかもしれません。

交通量が少ない安全時間帯・場所で自力で練習する

運転を安全に行うためには、交通量が少なく障害物のない場所を選びましょう。

走行・右左折・駐車を一気に練習するよりも、数日かけて車のいない場所や時間帯で練習を重ねることをおすすめします。家族や友人を伴う必要はありませんが、万が一のことを考えるなら近くに誰かがいると安心です。

ペーパードライバー講習について

ペーパードライバー講習とは、運転に慣れていない人のための運転教習です。座学が含まれる場合もありますが、実際に車を運転するトレーニングが基本的な内容になります。

ペーパードライバー講習のレッスン内容

ペーパードライバー講習のレッスン内容は、決められたコース(道)を走行しながら実際の運転をイメージし、慣れていきます。

すでに免許は取得しているので、新たに座学や講習を重ねる必要はありません。免許を取得して一度も運転していないペーパードライバーの場合、講師にその旨を伝える必要があります。実際に道を運転してみて、自分の運転技術レベルを確認しましょう。

自動車学校・各出張型ペーパードライバー講習サービスの方針にもよりますが、ペーパードライバー講習では平坦で見通しの良い道路の普通走行に始まり、見通しの悪い場所(細い道や交差点)・高速道路・駐車場・複数の標識や指示が出ていてわかりづらい場所などをメニューに加えるケースが多く、寒冷地では冬道走行と呼ばれるアイスバーンや雪道の運転も加わります。

教習所に通えないときは、講師が自宅や希望の場所までやってくる出張コースを利用できます。すべての教習所が対応しているわけではないため、対応の有無を確認しましょう。教習車ではなくマイカーを練習車に使える場合もあります。

また、よりペーパードライバー克服を目指したい方は、出張専門型の講習サービスを利用することもおすすめです。当サイトを運営する「Tコードスクール」では、受講者様に安心して運転して頂くために、教習所の講習では行わない”座学”を必ず実施しております。詳しくはTコードスクールまでお問合せください。

Tコードスクールの講習内容について詳しくはこちら

ペーパードライバー講習を受けるメリット

ペーパードライバー講習を受けるメリットは、大きく分けて以下の7つです。

【ペーパードライバー講習のメリット】

  • 運転に慣れやすく上達が早い
  • 座学の授業で知識を確認できる
  • いつでも好きな時間に受講できる
  • 自家用車を使って練習ができる
  • 普段見慣れた道路で練習できる
  • 運転経験者がいるため安心感がある
  • 保険に加入しているため安心感がある

ペーパードライバー講習は、1回から単発で講習を受けられる点が大きなメリットです。見慣れた道を使って運転の確認ができるため実践的な運転技術が学べます。

自宅から近い教習所に通えることもメリットのひとつで、遠くまで通う必要がなく1コマから空いた時間を使って運転の確認ができます。コースで通うこともできますし、座学が組み込まれているコースでは知識の確認や講師への質問が可能です。

教習所へ通うことが難しい場合は、出張専門型のペーパードライバー講習サービスなどを利用することもおすすめです。

ペーパードライバー講習の料金相場

ペーパードライバー講習の料金相場は、約2時間で12,000円程度です。出張になるとやや金額が高くなりますが、1回かぎりの講習よりも複数回のコース料金のほうが割安に設定されています。

土日祝日になると、通常の料金よりもさらに割高になるため、土日祝日以外にも休みがとれる場合は平日料金のほうがリーズナブルです。

【関連記事】
ペーパードライバー講習とは?料金相場や講習内容について

ペーパードライバー講習で運転に慣れていこう

いかがでしたでしょうか?

ペーパードライバーの練習方法について解説しました。免許をとったまま運転を一度も経験していない、または運転の頻度が少ない方は、ペーパードライバー講習で自宅周辺やよく使う道路の走行に慣れておくと安心です。

Tコードスクールについて

当サイトを運営する「Tコードスクール」は、首都圏を中心とした出張専門ペーパードライバー講習スクールです。

Tコードスクールの特徴

一人一人の目標・目的に合わせた教習構成

私たちの教習プログラムはカウンセリングから始まり、受講者様の運転のブランク状況や目標目的、苦手な項目などについて共有させて頂きます。
そして、基礎教習を中心に、受講者様一人一人の目的に合わせた構成を心がけています。

お試しやすいお手頃価格

当スクールの価格はすべて入所金は無料、車両代、税金、ガソリン代、保険料全て含んだ価格です。

試しやすく、通いやすい指定駅コースを10駅ご用意。
内容はすべて同じですのでお近くの場所でご予約ください。

出張コースは、ご自宅などのご希望場所にインストラクターがお迎えに上がります。
出張コースでは23区出張料無料です。

お支払い方法法は、現金またはクレジットカード(VISA・MasterCard・AMEX)、PayPay、LINEPayに対応。

講習は完全保証保険加入

当スクールの教習車はすべて「無制限」の完全保証型の自動車保険に加入しております。
受講者様には一切負担がございませんのでご安心ください。

※マイカーでの教習を受けられる場合は、任意保険加入が必須となります。

料金について

【指定駅10コース】

平日 土日祝
2時間 11,000円 12,000円
3時間 15,500円 16,500円
4時間 20,000円 21,000円
5時間 24,500円 25,500円

【出張コース】

平日 土日祝
2時間 13,500円 14,500円
3時間 18,000円 19,000円
4時間 22,500円 23,500円
5時間 27,000円 28,000円

※教習車もマイカーも同一料金でご利用いただけます。
※マイカー教習は、任意の自動車保険に加入していない場合はお受けできません。

詳しくは「料金表 – 東京の出張ペーパードライバー講習【Tコードスクール】」をご覧ください。

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